「C11+C11」同形式の蒸気機関車で重連運転 東武「SL大樹」複数機体制で通年運行へ

東武鉄道のC11形325号機が「SL大樹」の2両目のSLとしてデビューするのに先立ち、南栗橋車両管区で207号機との重連運転を実施しました。

C11形の重連は6年ぶり

 東武鉄道が2020年12月6日(日)、南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)で、蒸気機関車を2両つなげて走らせる重連運転を実施しました。

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南栗橋車両管区内を走るC11形325号機とC11形207号機(2020年12月6日、伊藤真悟撮影)。

 東武鉄道では、日光・鬼怒川エリアの活性化を図るため、観光列車「SL大樹」の蒸気機関車を複数機体制とし、安定した通年運行にすることを目指しています。すでに運用しているC11形蒸気機関車207号機に続き、芳賀地区広域行政事務組合(栃木県真岡市)から譲受したC11形325号機が26日(土)より「SL大樹」とし運行を開始する予定です。

 今回、複数機体制のスタートを多くの人に知ってもらいたいことから、東武トップツアーズの「2020東武プレミアムファンツアー」でC11形の重連運転が行われました。

 ツアーは北千住駅発着で、100系「スペーシア」に往復乗車するコースと634型「スカイツリートレイン」に往復乗車するコース、浅草駅発着で200系「りょうもう」に往復乗車するコースの3種類を設定。「SL大樹」重連撮影会や重連試乗会を実施したほか、SL検修庫で復元が進むC11形123号機の見学や鉄道グッズ販売会を実施しています(634型「スカイツリートレイン」での参加者は重連走行の撮影はなし)。

 重連運転はC11形325号機を先頭に、207号機を連結して14系客車3両をけん引。南栗橋車両管区の訓練線を計6往復走行しています。ツアーの参加者は重連運転の走行するシーンや停車している姿などを熱心に撮影していました。

 復活した蒸気機関車の重連運転は、JR西日本の山口線やJR東日本の上越線で行われることがありますが、いずれも異なる形式の蒸気機関車での運転です。同じ形式の蒸気機関車の重連運転は大井川鐵道でも行われることがありますが、実際に見られるのは2014(平成26)年1月25日(土)と26日(日)にJR北海道の釧網本線で運転された「SL冬の湿原号」以来、おおよそ6年10か月ぶり。このときは、C11形207号機とC11形171号機が重連を組んでいます。

【了】

【写真】C11形123号機も目下修復中

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コメント

1件のコメント

  1. 国鉄で蒸機が現役時の写真を見ると重連はたいてい同形式で組んでいましたよね。その方が力が出たのでしょう。