沖縄のモノレール・バス・水族館 チケット丸ごとスマホで完結「沖縄MaaS」開始

沖縄旅行中の煩わしい各種支払いが、どんどんスマホで完結していきます。

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沖縄県唯一の鉄道であるゆいレール(2006年2月、草町義和撮影)。

 内閣府沖縄総合事務局は2020年12月16日(水)、沖縄本島の対象の交通機関や施設のチケットを、専用Webサイトで一括管理できる「沖縄MaaS」の実証実験を開始すると発表しました。

 対象となるのは沖縄都市モノレール(ゆいレール)に加え、沖縄本島で路線を運行するカリー観光バス、東京バス、やんばる急行バス、および美ら海水族館と首里城公園です。

 路線バスや急行バスなどのチケットのほか、全線乗り放題乗車券、施設入場券などをひとつの専用Webサイトで購入、使用できます。これにより、それぞれの事業者や施設を利用するごとにチケットを購入する手間が省け、スマートフォンで完結できるようになります。

 利用期間は2020年12月23日(水)から2021年3月31日(水)までです。

「沖縄MaaS」実証事業の背景として、地域住民や旅行客の乗用車利用率が依然として高く、那覇市中心部などで交通渋滞が深刻化していることから、公共交通へのシフトを促すねらいがあります。

 2021年2月には、第2フェーズとして、対象を沖縄本島以外に広げ、各種チケットの電子化や、ルート検索などのサービス連携を実現する予定としています。

【了】

【使える交通機関、施設、チケット一覧】

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コメント

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1件のコメント

  1. 「沖縄全域」ということだったが、結局はとりあえずほぼ本島だけか。。。沖縄バス・那覇バス・琉球バス・東陽バスが一切使えずのは痛い。話がまとまらなかったのと、明らかに観光客向けということか。
    それにしても「東京バス」というのはあまりに違和感。まるで東京の植民地かのよう。ますます痛い。