防衛省 次期戦闘機「F-X」開発のパートナー企業にロッキード・マーチンを選定
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防衛省は2020年12月18日(金)、次期戦闘機(F-X)の開発にあたり、アメリカのロッキード・マーチン(LM)をインテグレーション支援の候補企業として選定したと発表しました。
次期戦闘機については、開発リスクの低減という観点から、外国企業の支援を受けることを当初から予定していました。外国企業の支援を受けるのは以下の3点です。
・ミッション・システム・インテグレーション
・運動性能とステルス性の両立
・コンピューター・シミュレーションを駆使した設計作業
これら技術分野に関する支援を行う企業として、本年11月より、BAEシステムズ、ボーイング、そしてロッキード・マーチンの3社から提携先の選定が進められ、そのなかで将来戦に対応しうる、いわゆる第5世代戦闘機の開発に豊富な経験を有する企業として、ロッキード・マーチンが最も優れていると判断したといいます。
すでに今年10月、防衛省は三菱重工とF-Xに関する契約を結んでおり、今後は同社とロッキード・マーチンの契約締結に向けた協議を進めるとともに、ロッキード・マーチンについては輸出許可を取得するため、アメリカ政府との調整を進めていくことになります。
ロッキード・マーチンは、F-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」といった第5世代戦闘機の開発・生産にあたっているほか、F-16「ファイティング・ファルコン」戦闘機のアップグレードおよび生産輸出も手掛けています。
さらに日米共同開発のF-2戦闘機で、三菱重工と協業した実績を有しています。
【了】
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