ANA「初日の出フライト」に巨大機「A380」初投入 異例のフライト 機内の様子は?
コロナだからこそ生まれたフライトです。
ANA(全日空)が2021年1月1日(金・祝)、上空の飛行機から初日の出を拝む「初日の出フライト」を成田空港と羽田空港で実施しました。同社の初日の出フライトは、2000(平成12)年から羽田空港発着で行われているいわば“毎年恒例”のイベントですが、新型コロナ禍の中で迎えた今年は、異例の取り組みが見られました。
ANAの初日の出フライトが成田空港で実施されるのは、今回が初めて。そしてその成田発着はANA機の中で最大級のキャパシティを持つ総2階建てのエアバスA380型機が投入されました。ANAのA380型機は2019年に導入。全3機(納入延期の1機を含む)の愛称は空飛ぶウミガメを意味する「フライングホヌ」で、米国ハワイの神聖な生き物とされるウミガメの特別塗装がそれぞれ異なるテーマカラーで施されています。平時は成田~ホノルル(ハワイ)線の専用機として運用されていました。
ところが2020年、新型コロナウイルス感染拡大で航空需要が減退したことで、3月25日から「フライングホヌ」はいずれも定期便の運用から外れ、以降は成田空港で翼を休めることに。しかしその後、利用者からの要望から同モデルでの「遊覧チャーター便が実現し、8月ごろから不定期で継続的に実施されています。
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