しなの鉄道 新型車両SR1系導入ファンドを募集 115系部品取り体験など用意

消費電力、SR1系は115系より約4割減ります。

 しなの鉄道とミュージックセキュリティーズが2021年1月6日(水)、SDGs配慮の車両更新ファンドを組成したと発表しました。

 しなの鉄道の新型車両導入に必要な資金の一部を募集するもので、第三セクター鉄道会社における新型車両設備投資へのファンド活用は日本初とのこと。現行の115系電車にかわり、予定の46両すべてが消費電力の少ない新型車両SR1系電車になった場合、年間で約3600t以上のCO2削減が予想されるといいます。

Large 210106 shinano 01
しなの鉄道の115系電車(画像:しなの鉄道)。

 募集金額は5000万円で、個人から3000万円、機関投資家などの法人から2000万円集めることが目標。個人投資家による決済金額は、半分が投資、半分が体験や沿線の特産品などの購入に充てられるとのこと。観光列車の食事付き乗車券と沿線の日本酒・ワインや特産品の提供、沿線温泉地の宿泊券がセットになったプランや、115系部品取り体験とオリジナルグッズがセットになったプラン(応募多数の場合抽選)も用意しているそうです。

 ファンドは一口、個人で5万円、法人で100万円。募集期間は2021年1月14日から6月30日で、事業計画達成時の償還率は個人107.2%、法人108.8%(いずれも源泉徴収前)です。

【了】

【画像】115系の代わりに導入されるしなの鉄道の新型車両「SR1系」

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 1編成でも億単位掛かろうに5000万とは中途半端な気がする

  2. しなの鉄道って、当然地域輸送を、担っているんだろうけど、115系あればこそのシンボル的なものになってる気がするんだけど。
    当方もそうだがそうした115目当てで行く者を顧みず「部品取り=解剖or死刑執行」に立ち会わせるとは!
    新車欲しいのは仕方ないけど、そうした旧車を守る姿勢の鉄道会社だって事を示すのも重要では。そんなことしてたら結局は一地方の私鉄に成り下がるよ。
    115保存維持のクラウドなら協力したいが、新車導入目的ならご勝手に、って感じ。