ここバス通るの!? 続・東京のバス「狭隘区間」5選 細道に人人車車…運転テク光る

目黒名物!?「境内突破バス」もちろん激セマ!

 狭隘路線というだけでなく、特殊ダイヤも存在する名物路線があります。

目黒不動尊付近(目黒区)

●経由する主なバス
・東急バス「渋72」:渋谷駅東口~恵比寿駅~目黒不動尊~五反田駅

 渋谷駅と五反田駅のあいだで、山手線の内側と外側をジグザグに結ぶ渋72。狭隘区間が長いのみならず、やや特殊なルートを走ることから、バスファンにも比較的知られた存在かもしれません。

 バスは目黒通りと中原街道のあいだで、住宅街の細い道を経由します。この途中にあるのが目黒不動尊(瀧泉寺)で、目黒不動尊バス停はその境内に立っています。もちろん境内は公道ではなく、路線バスのみが通行を許された狭隘ルートです。

 しかし、毎月28日の縁日や正月などには、境内のバスルートにビッシリと出店が並びます。このため目黒不動尊バス停は休止され、路線が“分断”されるのです。これは「縁日ダイヤ」と呼ばれ、渋谷駅からのバスは林試の森入口で、五反田駅からのバスは不動尊門前でそれぞれ折り返し、両者のあいだは「徒歩連絡」となる旨が車体の表示器にも示されます。なお、通し利用を希望する乗客には乗り継ぎ券が配布されます。

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縁日ダイヤのため、不動尊門前で何度も切り返しながら転回する東急バス(乗りものニュース編集部撮影)。

 不動尊前後の道路も狭く、転回場などは存在しません。渋谷駅および五反田駅から到着したバスは、誘導員がサポートするなか、狭い路地に車体を突っ込ませ、何度も切り返したのち、反対側のバス停に停車して復路の運行に就きます。

※ ※ ※

 今回紹介したバス路線は古くから運行され、また狭隘な区間も、周囲の幹線道路ができる以前から存在していた道路ばかりです。そうしたなかでバスを安全に利用できるのも、ドライバーの技量と、各エリアで営業するバス事業者が長年にわたり培ってきたノウハウに支えられているからといえるでしょう。

【了】

【路線図&ギャラリー】5つの狭隘区間

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コメント

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2件のコメント

  1. 乗用車とのすれ違いもヒヤヒヤなのに、大型バス同士ですれ違いも発生する上石神井駅北側 とか…
    大型バスがギリギリの一通から片側1車線の道に右折する立教女学院の角とか…

    乗るたびに… 今日は大丈夫か?…… とヒヤヒヤしながら見ていたな……

  2. 狭いだけなら自由が丘駅前ロータリーに入る東急コーチ自由が丘線も
    自由が丘駅、深沢地区の迂回ルートも狭いですよ。