関西「平成に消滅した駅」5選 大都市でも秘境駅、新線開通、隣が近すぎ

近年の関西の鉄道では、路線が廃止になったわけではないですが、途中駅や一部区間が廃止されたケースがあります。廃止の背景は新路線の開通や、吸収合併など、様々なものがあります。

惜しまれつつ消えた「幻の終着駅」

 路線は残るものの、終着駅も途中駅も一気に消えたケースがあります。

久保町駅・築地橋駅・築港町駅・水軒駅(南海和歌山港線)

 南海線のターミナル駅である和歌山市駅から、さらに海側へ一駅だけ線路が伸びています。路線名は和歌山港線で、終点は和歌山港駅です。

 和歌山港からは南海フェリーが徳島に向けて1日8便程度運航されており、和歌山港線は重要な連絡路線としての役割を担います。その性格からか、和歌山港線のダイヤはフェリーの発着に基づいて設定されており、平日は1日わずか13本、そのうち6本は難波へ直通する特急「サザン」か急行となっています。

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和歌山港駅で出発を待つ特急「サザン」(草町義和撮影)。

 その和歌山港線、元々はさらに約3km南の水軒駅まで伸びていました。元々木材輸送のため和歌山県が設置した区間で、和歌山港~水軒間は旅客需要を全く見込まず1日2往復のみが運転される「幻の路線」となっていました。周辺の道路整備事業に伴い、水軒駅は2002(平成14)年に廃止となり、和歌山港駅が終点となって今に至ります。

 また、和歌山市駅と和歌山港駅の間にも、久保町駅・築地橋駅・築港町駅という3つの小さな駅が設置されていました。港町の路地裏を抜ける線路に2両分の短いホームがあるだけで、1日の利用者は3駅とも100人を下回っていたため、2005(平成17)年に廃止されました。最後まで手書きの駅名標が残っていました。

【了】

※一部修正しました(8月19日10時55分)。

【懐かし写真】京都市内で峠越えをしていた京阪

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コメント

5件のコメント

  1. 京阪京津線の記述の、

    「御陵から地下鉄が大津方面へ乗り入れる形態となりました。」

    は、誤りです。

    京都市営地下鉄東西線は御陵駅から大津方面には乗り入れしていません。

    正確に表記するなら

    「御陵から京阪京津線が三条方面へ乗り入れる形態となりました。」

    です。

    • ご指摘ありがとうございます。記事を訂正いたしました。

  2. 「こじんまり」→「こぢんまり」または「小ぢんまり」が本来です

  3. 九条山駅についての箇所で、

    「利用客が周囲の駅の7分の1ほどしかありませんした。」と書いてありますが、「で」が抜けているのではないでしょうか。記事は校正をしてから掲載してください。

    • ご指摘ありがとうございます。記事を訂正いたしました。

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