輸送ヘリCH-47「チヌーク」は後継も「チヌーク」! 新型で100年現役か 自衛隊は…?

自衛隊でも長年、運用されている輸送ヘリ「チヌーク」は、これまで何度かのアップグレードを実施したものの、米軍では最初期の機体がいまだ現役で飛んでいる例もあるとか。「100年現役」も絵空事ではない背景に迫ります。

「チヌーク」のアップグレードにおいて「変わらないこと」はどう生きてくる?

 この「大して変わっていない」性能向上は、「チヌーク」というヘリコプターの歴史を語るうえで、無視することのできない要点のひとつであるともいえます。

 CH-47Aと呼ばれた最初の「チヌーク」がアメリカ陸軍へ配備されたのは、いま(2021年)からおよそ60年前の1962(昭和37)年8月でした。以降、現在に至るまで大きなアップグレードだけで2回あり、その都度「チヌーク」は文字通り骨だけの状態まで完全に分解され、機体の大部分をリフレッシュ、新しいエンジンや電子機器へ更新した上で、性能向上と同時に寿命を20年延長してきました。

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アメリカ陸軍で最古の飛行可能な「チヌーク」だった(当時)、「My Old Lady」「ナンバー261」とも呼ばれた機体。2017年に54年間の勤めを終えた(画像:アメリカ陸軍)。

 2021年アメリカ会計年度時点における、同国の「チヌーク」保有数は合計492機。このうち新造されてから一度もアップグレードされていない機体は211機しかありません。つまり過半数の「チヌーク」は最低1回以上のアップグレードが行われていることになります。

 信じられないことに、2021年現在、現役の最長老は1963(昭和38)年製の機体です。同機は1964(昭和39)年に第1世代型CH-47Aとして陸軍へ引き渡され、1988(昭和63)年に1回目のアップグレードで第2世代型CH-47Dとなり20年の寿命が追加され、2012(平成24)年に2回目のアップグレードで第3世代型CH-47FブロックIとなり再び20年の寿命が追加されてきました。

 第4世代型CH-47F「チヌーク・ブロックII」もこれまでの機体と大差ないのですから、やはり既存機からのアップグレードも可能であり、アメリカでは現在の計画において、少なくとも538機を新造ないし既存機のアップグレードで賄うとしています。

 そして「最長老」のような元第1世代型もその中に含まれ、3回目のアップグレードでさらにもう20年の寿命を追加するとなると、最初の寿命20年から+20年、+20年、+20年で合計80年の寿命が与えられる機体が出てくるかもしれません。

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コメント

2件のコメント

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