東京圏「本数僅少の長大路線バス」5選 1日2往復、1往復…激レア「週1」も
日本一のターミナル駅にもレア路線
巨大ターミナル駅に発着する路線のなかにも、本数がかなり少ないものがあります。
小田急なのにレアな「新宿発」:小田急バス「宿44」
・区間:新宿駅西口~武蔵境駅南口
・所要時間:1時間15分
新宿駅西口から吉祥寺駅を経て、武蔵境駅南口までを結ぶ「宿44」系統。新宿にターミナルを構える小田急ですが、毎日運行される一般路線バスとして小田急バスが新宿駅に乗り入れるのは、この系統が唯一です。運行距離は18kmを超え、都内でもトップクラスの長大路線といえます。
かつては京王、小田急、東京都交通局(都営バス)の3者が共同運行していましたが、京王と都営が撤退し小田急の単独運行に。その名残か、一部の停留所は京王のバス停を共用しています。2014(平成26)年に8往復から2往復まで減便され現在に至ります。
横浜駅にもレア路線:神奈中バス「横04」
・区間:鶴間駅東口~横浜駅西口
・所要時間:1時間7分
神奈川県の広い範囲を営業エリアとする「神奈中バス」(神奈川中央交通)には、極端に運行本数の少ない「免許維持路線」と呼ばれるものが少なくありません。その中で長大なもののひとつに、小田急線の鶴間駅(神奈川県大和市)東口から、相鉄線の鶴ヶ峰駅、西谷駅前を経て横浜駅西口まで20km弱を結ぶ「横04」が挙げられます。
運行は平日早朝の1往復のみ。2019年まで毎時1本ずつ運行されていたものの、鶴間駅東口~鶴ヶ峰駅間の区間便に振り替える形で、横浜駅西口発着は大幅減便となりました。
神奈川中央交通の「淵24」も相模原市中央区淵野辺から川崎市多摩区登戸まで
一週間に一度だけ運行されているバスもありますよね。
宿44系統もかつては1時間に1本あったので井の頭通り沿道民としては便利に使わせてもらっていたけれど、1日2本しかも決して便利とは言えない時間の運行にして免許維持路線にしたんだよな。
利用者のほとんどがシルバーパス利用者で直接の収益につながらないからって露骨でヒドイと思いますね。
シルバーパスは発行状況に応じて東京都からバス事業者へ一定額とはいえ支払いがされており、事実上の路線維持補助金として機能しているのに。
このような路線切り捨てがバスがじり貧になる原因なんですよ。
全部、乗りに行きたい路線ですね。収束前に廃止にならないで欲しいと感じます。
「平44」「平45」は2/22改正から毎週土曜日運行に変わりました。ご注意を…
今は二宮~押切を国道1号線で抜けるバスが無くなってしまっただけに貴重な路線。
また国府津駅~小田原駅は同じ小田急グループである箱根登山バスの主要路線です。神奈中が中乗り前降り、箱根登山が前乗り前降りなので、神奈中が来ると乗車客に合わせやや前に停まるので、バス行きすぎた?と錯覚します。