航空自衛隊向けのKC-46空中給油・輸送機が初飛行 ボーイング

山陰の鳥取県に配備されます。

問題なければ2021年中に引き渡しへ

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングは2021年2月9日(火)、航空自衛隊向けのKC-46空中給油・輸送機の初号機が初飛行したと発表しました。

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ワシントン州シアトル近郊のエバレットで初飛行した航空自衛隊向けのKC-46空中給油・輸送機(画像:ボーイング)。

 ボーイングは2017年12月に、アメリカ空軍を通じて航空自衛隊向けのKC-46を2機受注しており、今回初飛行したのはそのうちの1機。航空自衛隊はKC-46を6機調達する計画で、すでに4機発注済みです。なお日本は、アメリカ以外でKC-46の導入を決めた初の国であり、試験が予定通り進めば、最初の機体は2021年中に引き渡される予定です。

 KC-46空中給油・輸送機は、ボーイング767旅客機の派生型のため、製造はアメリカ北西部ワシントン州エバレットにある同社工場の767生産ラインで行われています。ボーイング767の開発・生産には日本企業も参加しており、生産分担比率は約16%にもおよぶものの、それはKC-46も同様といいます。

 航空自衛隊は鳥取県境港市にある航空自衛隊美保基地にKC-46の配備を決めており、2020年12月15日に同機を運用する部隊として第405飛行隊を新編しています。

【了】

【写真】似ているようで違う 日本のみ導入のKC-767

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コメント

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1件のコメント

  1. 767自体はあまり操縦の評判がいい機体じゃない。給油機タイプになって良くなったんだろうか。そこんとこ教えて