「自動運転バスのある暮らし」どんなものに? ウィラー池袋で初実証 フード配達も
2023年には当たり前に? 「乗れば理解してもらえる」
自動運転バス車両はフランス・ナビヤ社製の「アルマ」。すでに各地で自動運転バスの実証実験に用いられている車両で、最高速度は19km/hです。ウィラーが全体の統括管理や車両オペレーションを行い、ST EngineeringおよびBOLDLY株式会社が技術提供を行っています。
とはいえ、今回は技術的な側面にはほとんど触れられず、サービスの内容紹介に特化していました。
ウィラーはこの前日、「MaaS Meeting 2021」と題した大規模なカンファレンスをけいはんな学研都市で行っていましたが、その場で同社の村瀬(瀬の字は異体字)茂高社長は、自動運転バスはもう技術的には十分に実用可能であり、「『実証』という言葉は死語にしたい」と話していました。
日本においては、社会的な受容をどう得るかが課題になっていますが、ウィラーが自動運転バスの商用運行を行っているシンガポールでは、自動運転バスに乗ったことがあるという人が7割を超えるそうです。政府が2040年までの陸上交通の将来計画を打ち出し、バス停にそれを掲示するなど、政府から国民ひとりひとりへ、その計画を提示しているのだとか。
カンファレンスの登壇者からは、日本でも2023年くらいには、自動運転バスが当たり前になっていくのでは、との意見も。村瀬社長は自動運転バスについて、「乗ったあとは理解度を得られる」と話していました。
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