小田急 2021年度鉄道事業計画を発表 「5000形」4編成を増備 「1000形」もリニューアル

中央林間駅には東口改札ができます。

新宿駅と登戸駅はホームドアを追設

 小田急電鉄は2021年4月28日(水)、2021年度の鉄道事業計画を発表しました。設備投資額は総額254億円。

 事業計画では、サービスの向上として新型通勤車両5000形電車を4編成増備します。5000形は、2020年3月26日より営業運転を開始した車両。拡幅車体を採用し、車内防犯カメラや各車両に1箇所の車椅子スペースを設置しているのが特徴です。

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4編成が増備される小田急電鉄の5000形電車(2020年3月27日、伊藤真悟撮影)。

 通勤車両の1000形電車は2編成をリニューアル。車椅子スペースや車内LCD表示器、自動放送装置などを設置し、制御装置の更新等による省エネルギー化や、床下機器の低騒音化を行います。さらに、中央林間駅には東口改札を新設し、年内(秋ごろ予定)に開始します。

 安全対策の強化として、新宿駅と登戸駅にはホームドアを設置します。すでに新宿駅は4・5番ホーム、登戸駅は1・2番ホームにホームドアが設置されていますが、今回設置されるのは新宿駅8・9番ホームと登戸駅3・4番ホームです。こちらは今年度中の使用を開始します。

 このほか、愛甲石田~伊勢原間、東海大学前~秦野間では法面の強度向上、多摩線では排水設備の整備などにより健全度を向上し、町田~相模大野間および渋沢~新松田間にある橋梁は耐震補強を行います。

【了】

【写真】懐かしの千代田線乗り入れ初日の1000形「スキップ準急」

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