羽田空港着陸進入 実は30パターン以上もあった! ANA操縦士に聞く職人技あれこれ

日本の空の玄関、羽田空港には国内最多の4本の滑走路が備わっています。パイロットはこれらの滑走路に、さまざまな方法で着陸進入します。その種類はANAパイロットによると30種以上。どのようなものがあるのでしょうか。

羽田空港で実施される進入方式いろいろ

 ANAのパイロットによると、羽田空港で実施されている計器進入方式の一例は、次のようなものがあるといいます。

ILSアプローチ

 滑走路から縦方向と横方向の電波が射出されており、パイロットはそれらをガイドに滑走路までたどり着く。もっともスタンダードで、精度も高い。また、電波の精度(カテゴリー)も「I」「II」「III」の3段階あり、数字が大きいほど精密で、視界が悪くとも進入が可能。

LDAアプローチ

 空港近く、ただしILSのように滑走路ではない場所から、横(左右)方向のみ電波が射出されており、それをガイドに空港へ近づき、最後に目視で滑走路に向かう。

VORアプローチ

 ILSほど精度の高くない電波が横方向のみに射出されており、パイロットはそれに従いつつ、他の情報も考にしながら高度を下げていく。ただし、近年はGPSを用いた進入も増えており、実施機会は少ない。

RNAV/RNP/RNP-ARアプローチ

 ともに空港周辺の電波施設ではなく、GPSの電波による位置情報を用いた進入方式。精度も高く飛行ルートの設定も柔軟で、地上で電波を出す施設の設置・維持管理の必要もないが、機体側に必要な装置や実施手順が、ほかの進入方式以上に細かい規定を要する。RNP ARアプローチについては現時点でANAではボーイング737と787、エアバスA320とA321の4機種のみが対応している。

※ ※ ※

 ただ、たとえば同じ滑走路34RへのILSアプローチでも、昼間用と深夜・早朝用の2種類、またそれぞれにカテゴリーII/III があり、それぞれ途中の経路や高度、進入復行した場合に飛ぶ経路などが異なるそうです。

【図でさっと見る】羽田空港着陸時の滑走路4本の使い方

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コメント

1件のコメント

  1. 滑走路が3本しかない時代は、南風時では殆どが16Lのサークリングで降りてましたね。

    ただ最近では慣れて無いパイロットが多いのか、ピーチが目の前に見えた23に降りかけたり、外航機がコースを外れて風力発電所に当たりかけたりしたみたいですね。

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