アルファード専用ゴミ箱 ジムニー専用ドリンク入れ… カー用品「車種専用」増えた理由

専用品が基本になっていくのは「世の中の流れ」

――開発上のメリットはありますか?

 汎用品じゃできないデザインが可能ということでしょうか。汎用品の場合、その商品自体で形がキレイになっていないといけませんが、専用品はクルマに付けた状態できれいになるようにすればよいのです。また、装着できないというクレームも少なくなります。

 逆にコスト面は専用品のほうがかかります。安い汎用品ならば、それこそ100円ショップでも買えますし、車種専用というからには100%以上を追求しないとお叱りを受けます。

 当社は「まるで純正品」というシリーズで車種専用品を打ち出していますが、純正品そのものの開発にも携わっている点も強みです。クルマの内装のシボ(表面のシワ加工)に合わせる技術や、トレイ類の蓋の開閉速度など、自動車メーカーの基準に対応してきた知見があります。

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カー用品店における車種専用商品コーナーの例(乗りものニュース編集部撮影)。

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 カーメイトの場合、純正品に近づけて開発したアクセサリーが、自動車メーカーに採用され、ディーラーで販売されているケースも少なくないといいます。「まるで純正品」というより「ズバリ純正品」というべき商品もあるそうです。

 同社は今後も、カー用品の汎用品から車種専用品への流れは続くと見ています。「スマートフォンやタブレットのアクセサリーも、汎用品から機種専用品が主流になっていったように、世の中の流れとして専用品が基本になっていくのではないでしょうか」ということです。

【了】

【いろいろな「車種専用アクセサリー」を見る】

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