新幹線の秘境駅「奥津軽いまべつ駅」 実は便利? 知っておくと役立つ交通網

北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅は市街地から遠く、利用者が少ない駅として知られています。しかし不便というわけではなく、周辺地域を結ぶ交通手段がいくつかあります。

奥津軽いまべつ駅を発着する交通機関は

 北海道新幹線は本州にふたつ駅があります。ひとつが起点となる新青森駅(青森県青森市)で、もうひとつがその隣の奥津軽いまべつ駅(同今別町)です。周囲に市街地がなく、一日の平均乗降者数は2017年でわずか66人。言うまでもなく、日本の新幹線の駅で最少となっています。そのため一日に停車する新幹線もわずか上下各7本となっています。

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北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅(画像:photolibrary)。

「秘境駅」という見方もされる奥津軽いまべつ駅ですが、青函トンネルからほど近い場所に設けられたのは、重要な意味を持っています。長さが約54kmもある長大トンネルを管理する上での前線基地として、また緊急時の際の避難拠点にもなっているのです。

 では、旅行の際に同駅を利用する機会は無いのでしょうか。実は意外に便利な利用法があります。

【津軽鉄道へワープ】

 津軽鉄道は五能線の五所川原駅に隣接する津軽五所川原駅から津軽半島を北上し、津軽中里駅へ向かう路線長20.7kmの鉄道です。津軽五所川原駅以外では他の鉄道路線との乗り換えがない、いわゆる「盲腸線」のため、終点の津軽中里駅に到着した後、鉄路ではまた元の経路を引き返す必要があります。

 しかし、津軽中里駅と奥津軽いまべつ駅の間は、青森県が運行する「予約制乗合タクシー」で結ばれており、うまく利用すれば、津軽鉄道と新幹線で津軽半島を「周遊」できるルートして、効率的な旅行になるかもしれません。

 この予約制乗合タクシーは前日17時までに電話およびウェブサイトの専用フォームで予約することで、任意の時間に利用することができます(他の予約状況にもよる)。運賃は津軽中里駅~奥津軽いまべつ駅間は2400円で、所要時間は約50分です。利用時間は、奥津軽いまべつ駅の全便への接続に対応しています。

【三厩駅・龍飛岬への効率移動 (1)】

 津軽線を利用して三厩駅へ向かい、龍飛岬などを訪問する際にも、奥津軽いまべつ駅で降りると便利です。

 奥津軽いまべつ駅と津軽線の津軽二股駅は隣接しており、実質的な乗換駅となっています。東京駅を午前中に出発し、三厩14時42分着の津軽線の列車を利用する場合、新青森駅で新幹線から在来線へ乗り換える場合は東京発9時36分の「はやぶさ13号」に乗車となりますが、奥津軽いまべつ駅で乗り換える場合は東京発10時44分の「はやぶさ19号」と、1時間強の時間的余裕が生まれます。

【三厩駅・龍飛岬への効率移動 (2)】

 奥津軽いまべつ駅からは、日中と夕夜の上下各4本すべての新幹線に接続して発着する、三厩駅前行きのコミュニティバス「今別町巡回バス」が運行されています。この巡回バスは日中3便で、三厩駅前から龍飛岬(龍飛崎灯台)までを結ぶ外ヶ浜町の「三厩地区バス」にそれぞれ接続しています。

* * *

 龍飛岬は津軽半島最北端とともに、下北半島とならぶ「本州最北端」のひとつとして、北海道を臨む雄大な景色が楽しめます。龍飛漁港付近から西側の山の上までは、「階段国道」「軒先国道」として知られる国道339号が通っています。「階段国道」を登りきった先には、灯台と展望台、そして「青函トンネル記念館」があります。この記念館からは、地下140mの青函トンネル体験坑道へ降りるケーブルカー(青函トンネル竜飛斜坑線)が運行されています。

 上記のルートを駆使すれば、奥津軽いまべつ駅は旅の拠点として重宝するかもしれません。

【了】

【「新幹線の秘境駅」駅前風景と路線図】

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コメント

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2件のコメント

  1. 新在乗り継ぎの悪さには言及せず…
    0点の記事ですね

    • とりあえず津軽今別から先のアクセスの紹介はしてるのだから0点はないでしょう。悪意を感じるコメントですね。