南極観測用のNEW雪上車 国立極地研より受注 大原鉄工所

映画やアニメに出てきそうな近未来的な外観です。

既存車と比べて2倍の車内容積

 日本屈指の雪上車メーカーである大原鉄工所(新潟県長岡市)は2021年6月29日(火)、国立極地研究所(東京都立川市)と「内陸用大型雪上車」1台の納入契約を5月19日に締結していたと公表しました。

 国立極地研究所は、その名のとおり「極地」、すなわち北極や南極、ならびにそれら周辺地域の研究観測などを行っている国の機関で、雪上車は南極大陸などで用いるための車両です。

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内陸用大型雪上車(画像:大原鉄工所)。

 同社によると、現用のSM100S型雪上車と比較して、新型は車内容積が約2倍、車両重量・牽引力は1.2倍以上と大型化しつつも、パワートレインにHST(Hydro-Static Transmission:静油圧式無段変速機)を採用したことで、SM100S型を凌駕する走行性能を実現したとのこと。

 大原鉄工所は、新型雪上車を納入することで、地球環境変動の解明および将来予測に関する「南極大陸」での研究をこれまで以上に支え、SDGs(持続可能な開発目標)に対して今後も継続して取り組んでいくとしています。

【了】

【南極観測の足】白銀の世界を走る従来タイプSM100S型雪上車

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コメント

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1件のコメント

  1. ぱっと見で「山手線みたい」と思い、しばらくしたらハイチュウに見えてきた・・・。
    サイドミラーとか付いてませんが、アラウンドビューモニター的なカメラが付いてるんですかね?