日産「新世代クロスオーバーEV」英で生産へ 電池企業・現地市議会と1500億円投資【Merkmal】

日産が、世界初となるEV生産のエコシステムを構築するハブとして「EV36Zero」のプロジェクトを公表。中国系のバッテリーメーカー、英国の現地市議会と連携し、クリーンな電力でEVを生産する。

エンビジョンAESCとサンダーランド市議会の動きは?

 エンビジョンAESCは、サンダーランドでバッテリー工場を運営している。工場は2012年に「リーフ」を現地生産するために設立され、以降9年にわたり「リーフ」や「e-NV200」にバッテリーを供給してきた。生産されたセル、モジュール、パックは44か国で販売された18万台以上のEVに搭載されている。

 今回のプロジェクトでは、英国初のギガファクトリーを建設。この工場は再生可能エネルギーで稼働し、エネルギー密度を30%高めた新しい第5世代のEV向けバッテリーを生産する。

 工場は9GWhからスタートするが、将来的にはエンビジョンAESCが18億ポンドを投資し2030年までに最大25GWh、最終的には35GWhまで拡張する可能性があるという。

 生産されたバッテリーは日産の新型EVに搭載され、EVは英国のほか欧州市場で販売される計画だ。

 サンダーランド市議会は、年間5万5000トンの炭素を削減する100%再生可能な電力「マイクログリッドを実現するプロジェクトを主導する。当初の計画では、既存の風力・太陽光に加え、最大10基の太陽光発電設備を建設し、132MWの発電量を見込む。

 また、バッテリーを二次利用した1MWの蓄電システムも計画されている。このシステムにより、昼間の余剰電力を別の時間に使用することで、送電網の需給バランスをとることが可能となる。

 日産のサンダーランド工場は1986(昭和61)年7月に生産を開始。現在は「キャシュカイ」「ジューク」「リーフ」などの車種を製造しており、約7割が欧州で、約2割が英国内で、残り約1割が南米や豪州、北欧、南アフリカなど世界各地で販売されている。

【了】

提供:Merkmal

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【画像】エンビジョンAESC社

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