道の駅ならぬ「海の駅」とは? 登録条件は「陸から海から」 国が設置推進のワケ

グルメ部門「きょなん・ほた海の駅」

 千葉県鋸南町にある「きょなん・ほた海の駅」の特徴は、なんといっても漁協直営ならではの新鮮な海の幸を味わえることです。

 保田漁港内、漁協事務所前の岸壁にビジターが一時係留できるプレジャーボート用係留浮き桟橋があり、週末ともなれば多くのボートが寄港しています。そして、岸壁横には海鮮レストラン「ばんや」があり、ここは観光バスも立ち寄る名物店です。

「ばんや」は漁協直営だから実現できるリーズナブルな価格で料理を提供しており、その日に水揚げされた魚や仕込み状況によってメニュー内容が変わります。定番メニューの「イカのかき揚げ丼」は、イカをふんだんに使ったボリューム満点のかき揚げで、甘さ控えめの醤油ベースのタレがしっかりと衣に染み込んでいます。ほかにも「金目鯛の姿煮」が1000円で味わえるなど、お得感満載で県外からのリピーターも多いそうです。

お買い物部門「みうら・みさき海の駅」

 神奈川県三浦市にある「みうら・みさき海の駅」は、三崎港産直センターを抱える三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり」に併設されています。

「うらり」の1階は、水揚げされたばかりの地魚やマグロをはじめ水産加工品、惣菜などを販売する「さかな館」。三崎でも数少ない本マグロ専門店「オーシャン・グロウ」や、和菓子職人の店主が、三崎港のマグロを使った製品を販売している「清月」など12の店と、商工会議所が運営する三浦ブランド館のコーナーがあります。

 2階は農産物を主体とした直売所「やさい館」があり、三浦市内の農家が自家畑で育てた新鮮な野菜が並びます。どちらも市場のような雰囲気の中で、買い物を楽しめます。

【みさきマグロの地にも海の駅あり】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。