「昭和の新宮夜行」「令和の新宮夜行」 両方に乗ってみた 天王寺駅で並んだ3時間
「令和の新宮夜行」車内で育った「違和感」
「WEST EXPRESS 銀河」はクシェットのほか、寝転べるグリーン個室、かつてのA寝台車のように横になれるグリーン車指定席を備えるほか、座席の普通車指定席もありますが、一般的な特急車両より余裕があるリクライニングシートです。フリースペースも編成各所にあります。
また深夜の和歌山駅では、駅前の店舗で夜食のラーメンが用意され、朝を迎えた串本駅では、地元の海の幸を使った「漁師の朝ごはん」が用意されました。
令和になって、新宮行き「WEST EXPRESS 銀河」が運転を開始するにあたり、「『新宮夜行』復活」と自ら記事で表現したこともありました。
しかし実際にその「令和の新宮夜行」へ乗ってみると――乗らなくても分かることではありますが――「復活」という表現に対する違和感が、至れり尽くせりで快適な車内で育っていきました。
とはいえ、「昭和の新宮夜行」をネガティブに思っているわけではありません。
車内設備などについては「それが普通」の時代でしたし、今回、「令和の新宮夜行」で和歌山駅を午前1時に発車したのち、初島駅付近でやや下のほうに見えたコンビナートの夜景に、かつて「銀河鉄道」のようだと感じたことを思い出し懐かしむなど、「新旧新宮夜行の時間旅行」を楽しむことができました。そして昭和から令和、「鉄道旅行の進化」を感じることができました。
だからブログでやれといってるだろ
文句ばっかり言うなよ。
これで金になるんだからやめられないわな。