「昭和の新宮夜行」「令和の新宮夜行」 両方に乗ってみた 天王寺駅で並んだ3時間
「昭和の新宮夜行」また体験したいぐらい良かったことも
また「昭和の新宮夜行」で、また体験したいぐらい良かったこともあります。
終点の新宮駅に12月31日の朝5時01分に到着すると、寒風が吹くホームで湯気が盛んにあがっていました。到着を迎えるように、ホームの駅立ち食いそば店が営業していたのです。ボックスシートで一晩じっと過ごした人たちが大勢集まり、生気を取り戻していきます。
「令和の新宮夜行」でも、新宮駅では地元の人々が出迎えてくれ、日本酒の振る舞いが行われます。どちらがいいではなく、昔は昔でそういう形の旅情がありました。
あと「令和の新宮夜行」でも乗車中、つらかったことがありました。
列車や車両、サービスとは無関係で、多分に個人的な要因が含まれることですが、7月頭とはいえ始発の京都駅も、ラーメンが用意された和歌山駅も蒸し暑く、それに由来する不快感に朝までつきまとわれました。6時04分に到着し食事と観光へ行った串本で、コンビニに寄ってボディーシートを購入したほど。終点の新宮到着後、真っ先に風呂へ向かった取材者もいました。
この夏、「令和の新宮夜行」へ乗る人には、暑さや汗に対する備えをオススメします。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
だからブログでやれといってるだろ
文句ばっかり言うなよ。
これで金になるんだからやめられないわな。