自衛隊車両だからこそ! 車内になければ困る絶対必要な「ラック」とは

自衛隊トラックの装備品のなかには、警察車両や消防車両といった官用車にはまず取り付けられることのない部品があります。それは常日頃から銃を扱う自衛隊ならではといえるものです。

民生品そのままの重機にもしっかり用意

 陸上自衛隊車両の標準装備といえる「銃架」ですが、その取り付け位置は車種ごとに異なっています。

 基本的には運転席および助手席から手の届く範囲にあるものの、市販のSUVに近しいサイズの1/2tトラックの場合はドアの内側にクリップ形状で設置されています。

 これに対して、「ジープ」の愛称で呼ばれていた前のタイプである73式小型トラックの場合は、ドアなどないため運転席や助手席の脇に、縦置き式の金属ラックが設置されており、そこに小銃を固定するようになっていました。

Large 20210723 01
「ジープ」と呼ばれることもある73式小型トラックの運転席周り。シート右わきで89式小銃が立て置かれているのが銃架(柘植優介撮影)。

 一方、「大トラ」「3トン半」と呼ばれる3 1/2tトラックや、「中トラ」「1トン半」と呼ばれる1 1/2tトラックの場合は、運転席や助手席の座面裏に立てて置くようになっています。

 また、ブルドーザーや油圧ショベル、グレーダーなどの市販重機を転用した装備も、自衛隊に納入するにあたっては、銃架が増設されたうえで引き渡されています。

 重機や建機は、一見すると塗装が変わったぐらいにしか思えないものの、案外、自衛隊専用の改造が施されていることは多く、銃架はその一例です。そういった部分に着目し、あえて違う部分を探してみるのも、面白いかもしれません。

【了】

【写真】形いろいろ 各車両の銃架

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 後席ドアのアームレストの裏にスリットがあり、その下のボトル入れと合わせると傘立てになるクルマがあります。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス