川崎重工 ニューヨーク地下鉄の新型車両を初納入 総生産車両数は同社最大に?

デビューは1年後の見込みです。

生産535両+「オプション契約で最大1077両」

 川崎重工業は2021年7月26日(月)、米国現地法人Kawasaki Rail Car, Inc.を通じて、ニューヨーク市交通局向けの新型地下鉄車両「R211」初編成を納入したと発表しました。

「R211」は5両編成。ニューヨーク地下鉄の近代化や利用者の増加に伴い、1970年代に製造された「R46」の置き換えとして導入されます。LED照明やデジタル表示器の採用、混雑時のスムーズな乗り降りを考慮した従来よりも広いドアが特徴的だそうです。

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ニューヨーク地下鉄向け新型車両「R211」初編成(画像:川崎重工業)。

 今回納入したのは、2018年2月に受注したベース契約535両の第一編成(5両)で、アメリカの工場で製造。営業路線試験を含めた約1年の各種検証試験を行った後、営業運転を開始するといいます。

 また、ベース契約には最大1077両のオプションが付随しており、全て行使された場合の生産総数は1612両に達し、川重における過去最大規模となるそうです。

 川重は1982(昭和57)年に「R62」を受注して以来、継続的にニューヨーク地下鉄向けの車両製造を行い、すでに2200両を超える納入実績を有しているとのこと。同社は今後も、「高い技術力と信頼性をもとに、環境負荷の少ない交通手段である鉄道車両を国内外に提供していきます」としています。

【了】

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1件のコメント

  1. JRのE131系みたいやな