ニクいね新ロゴ「高知県警察」 異例のパトカーご当地表記“さりげない赤色使い”
全国でも高知だけ? 2色使いの県警表記
高知県警パトカーの表記で新たに使われるようになった色、それは赤です。車体側面に記された「高知県警察」の字、よく見ると「察」の部首であるウかんむりの1画目、すなわち中央上部の縦線部分だけが赤くなっています。
これはパトカーが装備する赤色灯をイメージしているとのこと。さらに詳細に見てみると、この部分だけ上部が曲線になっているのがわかります。
前述したように、高知県警において新デザインのロゴとエンブレムの導入が始まったのは2021年1月からであるため、すべての警察車両の表記が変更されたわけではありません。
そのため、オリンピック・パラリンピックの警備応援で東京に派遣されている高知県警のパトカーも、この新デザインのロゴとエンブレムを付けた車両のほかに、未更新の従来表記のものもありました。
全国のパトカーのなかでも、警察名の表記に白または黒以外の色を使っているのは、ほぼありません。ちなみに、車両用に新たに制定された高知県警のエンブレムは全部で3種類あり、交番や駐在所などに配置されるパトカーには県警のオリジナルキャラクター、かわうその「ポリンくん」や「ポーリーちゃん」が描かれるとのこと。エンブレムを複数用意するというのも、ほかの都道府県では見られない取り組みといえそうです。
【了】
Writer: 柘植優介(乗りものライター)
子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。
高知の高の一画目も赤くしたら良かった。