川崎重工 穀類や鉱石運ぶ大型ばら積運搬船「WORLD PROSPER」引き渡しへ

日本の輸出入に占める海運の割合は約99%です。

川崎重工が中国で造ったパナマの船

 川崎重工は2021年8月16日(月)、南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、ASTRAEA MARITIME S.A.(アストレア マリタイム エス エー)向けの82型ばら積運搬船「WORLD PROSPER(ワールド プロスパー)」を引き渡したと発表しました。

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川崎重工が中国南通市で建造したばら積運搬船「WORLD PROSPER(ワールド プロスパー)」(画像:川崎重工)。

「WORLD PROSPER」は、全長228.9m、幅32.24m、深さ20.20mで、総トン数は4万3987トン、載貨重量は8万2065トンです。ディーゼルエンジン1基を搭載し、航海速力は14.2ノット(約26.3km/h)、定員は25名、船籍はパナマになります。

 船型は船首楼付き平甲板型で、ばら積運搬船として穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な船倉を7つ有しています。特徴としては省エネ性能に優れるとともに環境負荷の低減に配慮している点で、電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、高効率プロペラなどを採用することで燃費の向上が図られています。

【了】

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