オリパラ組織委の車が事故起こしすぎ なぜそうなった?問われる運転管理と「トップの意識」

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の関係車両が、3か月のあいだに多数の交通事故を起こしました。安全対策の欠如を指摘する声もあります。なぜ事故は多発したのでしょうか。

運転するのもボランティア

 大会関係車両のハンドルを握るのは、主にボランティアです。車両の移動は無償の輸送で運賃を請求しないので、二種免許を持つプロドライバーもいるものの、必須条件ではありません。組織委員会に安全運転指導について尋ねました。

「プロ、ボランティアを問わず、大会前の研修から安全・安心が第一との意識を共有し運行を担っていただきました。安全・安心な大会運営にあたり、交通法規の遵守を前提とした安全な運行の実現を関係者に周知し、事故の再発防止に努めました」

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大会関係者輸送ルートを示す看板。

 ただ、前述の専門家は懸念を示します。

「技量や意識の差が大きく、運転者の交替も激しいため安全運転の意識を徹底できなかったのではないか。交通事故は企業イメージを大きく損ねるだけでなく、一般企業では保険料というコストにも跳ね返る。そういう歯止めも、乏しかったのではないか。一般企業もそうですが、最終的にはトップが交通安全の意識を持たないと難しい」

 なぜ交通事故は多発したのでしょうか。組織委員会の回答はこうです。

「大会関係者の車両による事故等については、逐次、報告を受けており、関係機関と連携し、当事者の方への対応を含め、適切に対処しています。また、大会運営車両については、全て自動車任意保険に加入しており、保険会社とも相談しながら適切な対応を行っております」

【了】

【交通規制、ガマンしたのに!】青山通り閉鎖 赤坂見附交差点の大渋滞(写真)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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コメント

1件のコメント

  1. 組織委の「適切な対応を行っております」

    今までのお粗末さを見ていると、ホントかなと疑いたくなる。

    しかも終わったイベントだし。

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