神戸の湾岸道路どうなる? 「阪神高速5号湾岸線」開通から30年 「ミニミニPA」も増殖中
六甲~神戸港むすぶ「もうひとつの湾岸線」は
一方、六甲アイランドから神戸市中心部までは、阪神高速の延伸と同時期の1993(平成5)年、臨海部の道路が全通しています。それが神戸市港湾局の管理する「ハーバーハイウェイ」です。5号湾岸線の住吉浜出入口から直結し、摩耶埠頭を経由して神戸新港へ向かう有料道路で、線形を見るとまるで5号湾岸線の延長線上にあるように思えるかもしれません。
しかし、5号湾岸線の西伸ルートは、これとは別に引かれることとなりました。
というのも、ハーバーハイウェイは道路法に基づいた道路ではなく、港湾施設として造られたもので、橋梁や高架は立派なものに見えますが、道路規格は阪神間の大動脈となりうるスペックではありません。最高速度も60km/hと低いものです。
しかしながら、ハーバーハイウェイは慢性的な渋滞が発生する神戸市街地の国道2号や国道43号をバイパスする役割も担っており、5号湾岸線を補完しています。なお、長らくETCが未導入でしたが、2022年度に導入予定となっています。
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