迷彩を着た「お天気おにいさん」岐阜基地気象隊のトップに聞く 空自の天気予報とは?

航空機を安全かつ円滑に飛ばすコツのひとつに「天気を読む」というのがあります。そのための専門部隊として航空自衛隊には気象隊があり、全国各地に配置しています。その知られざる業務の一端を見せてもらいました。

気象隊の業務にはサングラスが必須

 取材時は2名が気象観測を行い、そのデータをもとに1名が気象予報を作成、そして1名がそれら気象情報をパイロットなどに提供するための資料としてまとめていました。岐阜気象隊長の説明によると、高所から注意深く空を実際に見ることで、雲の量や高さ、どれぐらい遠くまで見えるか(視程)をチェックしているといいます。

Large 20210922 01
目視で気象観測する岐阜気象隊の隊員(2021年4月、柘植優介撮影)。

 このように気象隊ではコンピューター上のデータだけでなく、隊員が実際に観測した情報も盛り込んで、精度の高い気象情報を出せるように取り組んでいました。そのために設けられている観測スペースが、管制塔の管制室下にあります。

 地上6階の高さに相当するこのスペースは、360度全方位がガラス張りになっており、季節や天候に関係なく気象観測が行えるようになっています。庁舎の屋上だと、どうしても見渡せる方角や視程に限りがあるそうで、全方位を遠方まで見通せる場所として使っていました。

 ちなみに、岐阜気象隊の隊員のなかには、国家資格を持つ「気象予報士」もいます。防衛省・自衛隊も気象庁が定める「気象業務法」に基づき、気象予報を担当する隊員については資格を取得する必要があるとのことでした。

 気象予報士試験の合格率は約5%前後と、一般的に資格取得の難易度は高いとされています。そんな気象予報士の有資格者が複数いる気象隊は、まさしくプロフェッショナルの集団だと感じました。

【了】

【天気のプロフェッショナル】空自気象隊の仕事場を公開! あえてのアナログ計器も

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 基本的に一般の気象予報士業務と変わりませんね。タイトルで自衛隊独自の何かを期待しましたが。

  2. 乗りもの要素ほとんど無し

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス