「原付二種」何が魅力? どう使われている? 伝説の原付も二種で復活の背景

モンキーもいまや「125cc」

 普通自動車免許では乗れない原付二種ですが、ここ数年、各社ともそのラインアップを強化してきました。原付一種で展開されるモデルの“大きい版”もあれば、125cc以上のモデルの“小さい版”もあるなど様々です。

 実は世界的には、125ccがバイクのスタンダード。たとえばホンダに「CG125」というクラシカルなモデルがありますが、これはもともと新興国向けのバイクとして、基本スタイルを変えずに40年以上作られてきた歴史を持っています。中国で生産される最新の「CG125 Fi」は、本来は日本で発売されていないものの、販売店に問い合わせが多い人気モデルだそうで、一部の量販店では並行輸入も行われています。

 いちど生産を中止した原付一種の人気モデルが二種で復活を遂げることもあります。たとえば2018年7月には、前年に生産を終了していたホンダ「モンキー」が、「モンキー125」として再登場を果たし、話題になりました。

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中国の五羊ホンダが製造するCG125(画像:五羊-本田摩托(広州)有限公司)。

 筆者(新家朋乃佳)の知り合いには、小型以上のバイクと原付二種を2台持ちするライダーも多くいます。「近場で買い物に行くときは原付二種を使う」「子どもの送り迎えで道が混むときに原付二種で行く」といった声が聞かれました。なかには、「大型バイクを持っているが、下道でツーリングするときは、あえて乗りやすい原付二種で仲間と出かける」という人も。原付二種の人気はいまに始まったことではなく、昔からのファンも少なくありません。

 その反面、日本独自の規格である50cc原付一種のラインナップは縮小傾向にあり、販売台数も年々減少。最高速度が30km/hのため、短距離なら電動アシスト自転車のほうが便利と考える人も多いでしょう。

【了】

【「原付二種」各社ラインアップを写真でイッキ見!】

Writer: 新家朋乃佳

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コメント

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3件のコメント

  1. 一種の制限が無いことに加えて、クルマを持ってれば任意保険がオマケで格安で付けられること、かな。

  2. なんでだあああああああぁぁぁぁぁぁ

  3. 外国で売られている手頃な価格の原付二種が日本でも販売されればもっと活気づくと思う。そして、逆輸入でもバイクやさんで見てもらえれば嬉しいのですが。