カローラ感ない? カローラクロスがカローラ名乗ったワケ ヴェゼルはフィット名乗らず

カローラのSUVモデル「カローラクロス」が日本発売されましたが、イメージを覆すためか「カローラな要素は?」との声も。ベース車に対してSUVは車名を変える例もあるなか、「カローラ」を名乗ったのはなぜでしょうか。

使えるならば使うべき? 「カローラ」の名

 その理由は何でしょうか。考えるに2つほど思い浮かびます。ひとつは「カローラ・ブランドの強化」であり、もうひとつが「トヨタ全体のブランド再構築」です。

 まず、新しいカローラクロスが「カローラ」の名前を使うことに、大きなメリットがあります。それは「まったくの新しい名前を世間に認知させるよりも、カローラを使ったほうが圧倒的に楽である」ということ。なんといっても、「カローラ」は世界累計生産台数4750万台以上という世界的なベストセラーカーです。日本では1968(昭和43)年から33年連続で国内販売ナンバー1という偉大な記録を打ち立てています。クルマのことを多少聞きかじったことにある人であれば「カローラ」の名前を知らないことはないでしょう。知名度は抜群であり、商品を買ってもらうためにも、これはものすごく大きなプラス作用となります。

 さらにカローラクロスは「カローラ・シリーズ」の一員ということで、発表される販売台数は「カローラ」に含まれます。つまり、カローラクロスが売れるほど、「カローラ」の“ベストセラーカー”という名声が高まり、同じ名前を使うことで、「カローラ・ブランド」の強化になるわけです。

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トヨタのSUVでは最小のライズ。1モデルのみで、2020年は約12万6000台を売り上げた(画像:トヨタ)。

 ちなみに、カローラのひとつ下のクラスである「ヤリス」も、昨年に「ヤリスクロス」を追加しており、見事2020年の年間販売ナンバー1(登録車のみ)に輝きました。ところが1位ヤリスと2位の「ライズ」の差は3万台弱しかなく、もしもヤリスクロスの上乗せがなかったら、順位が逆転していたはずです。ヤリスクロスを投入することで「ヤリス」が「年間ナンバー1」という勲章を手に入れることができたと言えるでしょう。まさにブランド強化の実例です。

 そして、もうひとつの理由が「トヨタ全体のブランドの再構築」です。振り返れば、数年前に「トヨタは2020年代半ばまでに国内で販売する車種を半分に減らす」という報道がなされました。実際、その後は「オーリス」をはじめ「マークX」「タンク」などの名前が消えています。そうした方針を考えれば、ヤリスやカローラのSUV版に新しい名前を使わないのも道理。車種を減らすというのに、新たに加えるわけにはいきません。

【やっぱ日本じゃ「クラウンクロス」?】中国発表のクラウンSUVほかを画像でチェック

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コメント

1件のコメント

  1. 単純に

    「カローラ」の販売台数を水増しさせるため

    ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスが

    全て「ヤリス」の販売台数にカウントされる

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