プロのパイロットの操縦、間近で見たらスゴすぎた! スターフライヤー異色イベント
北九州→福岡へのフライトを間近でみてきた!
現実のフライトにおける自動操縦については、星川機長によると「3人目のパイロットと考えている」とのこと。意図したとおりの高度、速度、方向を飛んでいるかを常に確認をしつつ「忙しいときなどはしっかり任せて、安全性を高める」(星川機長)といいます。
一方、前出の通り現実のフライトでもマニュアルで行われる操作は多々あります。たとえば、離陸の直前に客室内に鳴り響く「ポーン」というチャイム。この音はパイロットが、頭上のパネルを操作して流しています。
そして、自動で行うこともできるものの、多くの場面でマニュアルにて行われる操作が、着陸です。星川機長はその理由を「技量を維持するため」と話します。
取材時のシミュレーターでは、パイロットの目視によって滑走路まで任意のルートを飛ぶ「ビジュアルアプローチ」と呼ばれる方式で着陸をしてもらいましたが、このときは、着陸直前の低空状態(ダウンウインド)で180度旋回をしなければなりません。また、着陸進入のコースは周辺が山に囲まれているので、そこも気をつけなければいけないとのこと。
同氏は旋回を難なくこなし、最終進入では左手に握る棒状の操縦かん「サイドスティック」を細かく調節します。一方で、シミュレーター施設内の挙動はまさに安定感抜群。星川機長によると、巨大な旅客機で高い安定感を保つコツは「あまり操縦かんを動かさないこと」だそうです。
【了】
※一部修正しました(9月26日16時43分)。
パイロットさんはペンネームかな