新タイプの消防車両は「砂漠のスケボー少年の夢」? 軍も注目の電動立ち乗りボードとは
日本の農業にもイイんじゃないか!?
高いオフロード走行能力と輸送能力を兼ね備えているだけでなく、電気駆動のため、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンと比べて環境に与える負荷も少ないことから、EZライダーの注目度は高まっており、実際に危機管理産業展でも多くの来場者が高い関心を示したように見受けられました。
EZライダーが災害発生時の救援活動で有用な車両であることは間違いないのですが、前に述べたようにアブラモフ氏が農場で育ったせいもあってか、DSライダー社はEZライダーの農業への活用も提案しています。
山がちで平野部の少ない日本では、山間部でも農業が行われていますが、軽トラックで進入できる場所から田畑への輸送は、人の手に頼らざるを得ません。
日本は少子高齢化とともに、農業従事者の高齢化も進んでいます。こうした状況下で山間部での農業を継続していく上では、機械化と効率化が必要でしょう。EZライダーはその点でも有効な車両なのではないかと筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は思います。
【了】
Writer: 竹内 修(軍事ジャーナリスト)
軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。
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