「のぞみ」に刃物男 緊迫の車内…列車はどうなるのか? 警官突入までの訓練一部始終
閉じ込められた不審者
不審者「ふざけんなコラ!!」
被害者「落ち着け! 痛い!」
車内が騒然となり、不審者が被害者に絡んでいるなか、ほかの乗客たち悲鳴をあげ、一斉に隣接車両へ避難してきます。
グループ通話(車掌)「15号車にて刃物を持った男性が暴れているという通報がありました。現地急行します」
東海道新幹線の乗務員や警備員は、グループ通話ができる端末を持っています。指令所とも通話が可能。このグループ通話の内容は、乗客には聞こえません。警察官が列車に警乗する際も、このグループ通話ができる端末を持って実施するそうです。
車掌「お客様、残っていらっしゃいますか?」
警備員「刃物を捨てろ!」
不審者「何見とるんじゃコラ!」
車掌が客席の座面を盾にしながら、15号車客室に到着。このとき乗客は被害者を除いて避難済みだったことから、残っている人がいないかを確認していました。
ほぼ同時に、さすまたを持った警備員も到着。そして不審者を牽制して被害者を救出したのち、客室外へ待避して、デッキから扉が開かないよう押さえつけ、不審者1人だけを15号車客室内へ閉じ込めます。ちなみに東海道新幹線では、全区間、全列車で警備員が乗っているそうです。
不審者「おい! 出てこいや! ふざけんな!」
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