渋谷駅東口エリアの新ビル12月着工 坂克服の歩行空間整備 災害時はたまり場機能も
駅から平行移動で青山へ抜けられるかも。
歩行者ネットワークを充実させる
渋谷駅東口エリアで2021年12月から、地上23階地下4階建ての複合ビルの建設工事が始まります。
これは東急が主導する「渋谷二丁目17地区」の再開発事業です。同地区は宮益坂や明治通り、渋谷~青山間の国道246号(青山通り)に挟まれた場所に位置。坂も多く、周辺との円滑な回遊が妨げられているうえ、人が集まる空間がほとんどありません。
事業では上述の課題解決を目指し、にぎわい拠点を創出。1階~4階の低層部には、敷地内の広場とともに商業機能などを、5階~23階には駅直結で利便性の高いオフィスを、それぞれ配置します。延床面積約4万4500平方メートルで、開業は2024年度上期を予定しています。
多層かつ回遊性の高いの歩行者ネットワークを整備することで、車道と分離された安全な歩行空間が生まれるほか、坂道による縦の移動の改善、災害時に帰宅困難者の受け入れに寄与するたまり空間が実現します。
東急は「多様な人々や文化の交流を促進することで、渋谷駅東口エリアの活性化を目指します」としています。
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