50年前すでに地下だった… 東急池上線 長原駅の「木になるリニューアル」年内竣工

新玉川線より古い地下駅です、実は。

戸越銀座、旗の台に次ぎ

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東急池上線の電車。左は昭和20年代の車両を復刻した「きになる電車」(2019年11月、恵 知仁撮影)。

 東急池上線の長原駅(東京都大田区)で進められてきたリニューアル工事「木になるリニューアル」が、2021年12月下旬に竣工します。

 これは、戸越銀座駅(東京都品川区)や旗の台駅(同)のリニューアルに続くもの。1967(昭和42)年の地下化・駅舎開業から半世紀以上が経過した長原駅を、安全・安心や環境性能の観点から改修するものです。

 駅舎などの部材には、東京都内の多摩地区で生産される「多摩産材」を使用。こうすることで、二酸化炭素を約1トン固定化でき、排出量を抑えられるといいます。

 また、東急ストアやコーヒーショップなど、長原駅を含む池上線沿線に出店している4店舗から、消費期限内の廃棄となってしまう商品を集荷し、同駅で販売するイベント「きになるフードロス」を実施。販売所ではその机に、木造旧駅舎の廃材が活用されます。

 東急と東急電鉄は、「今後も地域とつながる駅空間の創出に取り組むとともに、誰もが参加しやすい資源循環型まちづくりの実現を目指していくことで、東急線沿線のサステナブルなまちづくりを推進していきます」としています。

【了】

【イメージ図】リニューアル後の長原駅

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