JMU バングラデシュ沿岸警備隊に30人乗り救助艇4隻を引渡し 建造はODAで

オイルフェンスなどの油防除機材も積んでいます。

ODAによる無償資金協力での建造

 JMU(ジャパン マリンユナイテッド)は2021年12月7日(火)、バングラデシュ沿岸警備隊向けに同社横浜事業所で建造していた20m型救助艇4隻を、前日12月6日(月)に同国へ引き渡したと発表しました。

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JMU横浜事業所が建造したバングラデシュ沿岸警備隊向けの20m型救助艇(画像:JMU)。

 この船は全長19.95m、幅4.7m、深さ2.3m、総トン数は41.581トン。船員6名のほかに最大30名まで乗せることが可能で、航海速力は約26ノット(約48.15km/h)、船籍はバングラデシュとのこと。

 今回の救助艇の建造は、2018年8月にバングラデシュ政府とJICA(国際協力機構)が結んだ「沿岸及び内陸水域における救助能力強化計画」に沿って行われたもの。この計画を対象としてバングラデシュと日本とあいだで27億2900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約が締結されており、それを活用して日本のODA(政府開発援助)による無償資金協力という形で建造されました。

 なお、JICAによると、救助艇4隻にはオイルフェンス、オイルスキーマ-、油吸着材などの油防除機材が装備されるとのことで、さらにこの4隻とは別に、10m型小型救助艇20隻についても整備するとしています。

【了】

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