中央道が誕生した日 調布IC~八王子IC間が開通 -1967.12.15
54年前の12月15日、中央自動車道の最初の区間である調布IC~八王子IC間が開通しました。
約20年の道のりの第一歩
1967(昭和42)年の12月15日。中央自動車道の最初の区間である調布IC~八王子IC間が開通しました。
中央道はもともと、名神につながる東京~名古屋間のメインルートとして整備される計画もありました。しかしその座は東名にゆずり、1962(昭和37)年に東名と同時着工してひとまず富士吉田まで開通をめざすこととなりました。
それから約20年、東名に遅れること13年で、1982(昭和57)年11月に中央道は全通を迎えることとなります。
ところで、中央道の料金は複雑で、高井戸IC~調布IC~八王子IC間は「対距離料金制。ただしETC非搭載車のみ均一料金」となっています。実はこれには理由があります。
1979(昭和54)年に高井戸IC~調布IC間が開通し、中央道が都心乗り入れを果たしましたが、交通渋滞が発生し沿線住宅地の大気汚染を招く懸念があったことから、料金所を入口のみにして均一料金制を導入したのです。その後、料金所で停止する必要のないETC車は対距離料金になりましたが、非ETC車は均一料金のみのまま今に至るのです。
【了】
工事が始まったばかりの八王子Ic付近との写真は間違いです。八王子市街地の南北反対側です。
ご指摘ありがとうございます。修正しました。