戦車はネックの「市街戦」を生き残れるか 様変わりした戦争で各国戦車の対応は…?

21世紀に入って戦争のあり様がガラリと変わり、戦車のありようもずいぶんと変わりました。戦車としては可能な限り避けたい市街戦への対応も必要となったことで、各国の戦車は装備面、戦術面でどのような対策をとっているのでしょうか。

ネックの市街戦を戦車が戦うための対策は?

 そうした現状に対し、戦車の側も手をこまねいているわけにはいきません。M1A2「エイブラムス」戦車(アメリカ)の市街戦キット(Tank Urban Survival Kit:TUSK)、「ルクレール」戦車(フランス)のAZUR(Leclerc AZUR)、ドイツのレオパルト2PSO、ロシアの戦車支援戦闘車(BMPT)など、各国それぞれに市街戦への対応が考えられています。それだけ被害が深刻だったということでもあります。

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M1「エイブラムス」戦車の通話用有線電話で戦車乗員と打ち合わせする歩兵(画像:アメリカ海兵隊)。

 M1「エイブラムス」のTUSKには、基本セットTUSK Iと追加セットTUSK IIがあります。TUSK Iは携帯対戦車火器でおもに使用される、爆発力を超高速で吹き付けて装甲を破ろうという成形炸薬弾(HEAT)という砲弾への対策として車体側面スカートに反応装甲タイル、後部に対戦車ロケット弾対策として格子状のスラットアーマー、装填手ハッチに防弾板と暗視照準器付き機銃を増設、車体底部の追加装甲、車外有線電話ボックスとなっており、TUSK IIではそれらに加え、砲塔側面に砲弾が命中すると自ら爆発して砲弾の爆発力を相殺する反応装甲タイルの追加、車長ハッチに全周防護する防弾板が取り付けられます。

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フランスの「ルクレール」市街戦用バージョンAZUR(画像:GIAT)。

「ルクレール」のAZURには機銃と昼/夜間用カメラ、機銃付きの遠隔操作武器システム「ATO」、全周視界用パノラマサイト、他車を識別するための信号システム、足回りに成形炸薬弾(HEAT)対策の反応装甲、また後部のエンジン回りはスラットアーマーが取り付けられています。さらにエンジンの給排気口付近と砲塔上部は、火炎瓶が投げ込まれないように装甲板も追加しました。後部には4か所の脱着可能なコンテナが設けられ、弾薬箱や水タンクなどの備品を収納できるようになっています。このコンテナは、ほかのフランス製装甲車との互換性もあります。

M1「エイブラムス」戦車とレオパルト2戦車の市街戦仕様

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コメント

1件のコメント

  1. 動画配信サイトの影響で戦車の実戦映像を一般人も見る事ができるようになったのは影響があると思う

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