フィンランド F/A-18「ホーネット」の後継にF-35「ライトニングII」を採用
カナダの次期戦闘機選定にも影響を与えるかも。
ステルス戦闘機64機の導入を計画
フィンランド政府は2021年12月10日(金)、現在運用中のF/A-18C「ホーネット」戦闘攻撃機の後継を決めるための「HXファイター・プログラム」(フィンランド次期戦闘機選定計画)に関して、F-35A「ライトニングII」戦闘機の採用を決めたと発表しました。
フィンランド空軍に配備されている約50機のF/A-18C「ホーネット」の代わりとして、64機のF-35A「ライトニングII」を調達するとのこと。また今回の決定に伴い、F/A-18Cは2025年から段階的に退役させ、2030年末までに完全更新するとしています。
なお、フィンランド空軍向けの最初のF-35Aは2026年に引き渡される計画だそうです。
フィンランド国防軍物流司令部によると、今回の調達費用は総額で約83億7800万ユーロ(1ユーロ130円換算で約1兆891億4000万円)。うち機体のみが約47億3000万ユーロ(同約6149億円)としています。
ちなみに、今年6月末にはスイスも次期戦闘機としてF-35Aを選定しており、今回のフィンランドの決定はそれに続くものです。これによりフィンランドは、世界で16番目のF-35導入国となります。
【了】
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