概念を覆した超ハイスペック旅客機 「ボーイング787」-2009.12.15初飛行 初号機は中部に
振り返れば振り返るほど「日本チック」な旅客機です。
ANAがローンチカスタマーに
2009(平成21)年12月15日は、アメリカ・ボーイング社の旅客機「787」が初飛行した日です。
ボーイングは2003(平成15)年末、取締役会で787の顧客航空会社への提示開始を正式に承認。翌年4月にANA(全日空)が「ローンチカスタマー」として、この機を50機発注したことで、開発が始まります。
787は機体構造の50%(重量ベース)に、従来機のアルミニウム合金ではなく、カーボン素材(炭素繊維複合材)を採用。このことで、客室の気圧を高め湿度を向上させることができました。
また250席クラスとしては異例となる1万3620kmの長い航続距離を実現(初期タイプ787-8の場合)したほか、ほかでは類のない低燃費を実現し、最高レベルの環境パフォーマンスを達成したといいます。
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