オーストラリア 韓国K9自走砲の購入を決定 防衛装備に関する2国間協定も締結
豪州を除き、すでに海外6か国へ600両の輸出が決まっています。
トルコやフィンランド、インドも導入している韓国製兵器
韓国防衛事業庁は2021年12月13日(月)、オーストラリアとK9 155mm自走榴弾砲の輸出に関する覚書を締結したと発表しました。
すでに2001年8月には、韓国国防部とオーストラリア国防省のあいだで防衛産業および防衛装備に関する相互支援協定を結んでいたものの、協定満了や防衛協力の再編、外交関係樹立60周年記念などで、環境の変化に伴う新たな覚書のやり取りをする必要があったそうです。
こうした相互防衛協力関係の構築に合わせ、政府レベルでの防衛装備に関する輸出支援協定での協力が決まったことから、今回のK9自走榴弾砲の輸出に結びついたとしています。
オーストラリアが導入するのはK9自走榴弾砲30両のほか、セットで用いるK10弾薬運搬車15両で、総額は約10億ドル(1ドル110円換算で1100億円)とのこと。なお、政府レベルでの覚書締結が終わったのち、オーストラリア国防省能力開発・維持グループ(CASG)を率いるトニー・フレイザー首席補佐官は、K9自走榴弾砲の開発生産元であるハンファ・ディエンス・システムズ(HdA)とライセンス契約を締結しています。
これにより、オーストラリアはK9自走榴弾砲を運用する8番目の国となる予定です。
【了】
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