なにが世界一? JAL「気前良すぎるエコノミークラス」誕生秘話 いかにも日本人な工夫も
高評価受けるエコノミークラス 担当者も10時間座り…
JALのエコノミークラス「スカイワイダー」の開発に携わった西垣さんは「もっと最初からこうしておくべきだった」というポイントについて、次のように話します。
「実際に10時間座るテストもしたうえ、長時間座ることを前提に、硬めの座面にして安定性の確保を図ったのですが、導入後に『クッションが硬すぎる』とご意見をいただいてしまいました。その後座面を柔らかくするよう改良しています」(西垣さん)
ちなみにクッションテストのとき「そんなことをする航空会社はないので工場を貸せません」とメーカーに断られてしまったそう。西垣さんは「ホテルの開発メンバーの部屋へ座席を運び込んで、仲良く(座って)一夜を明かしたこともありました(笑)」とそのときのことを振り返っています。
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JALのエコノミークラスが「世界一」の評価を受けたことについて「受賞を目指していたわけではありませんが、(スカイワイダーを含めこのシートを搭載する)『スカイスイート』機材は、『ひとクラス上の最高品質』を掲げていたという意味で、お客様の評価で結果的に世界一に選ばれたのというのは、嬉しく思います」と西垣さんは話します。
【了】
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