「大和」だけじゃない 大艦巨砲主義の象徴&最も戦艦にこだわり続けたアメリカのナゼ
変化した戦艦の役割
太平洋戦争は初戦で日本が占領した南方の島々を、アメリカが攻め落としていきました。日米が空母や戦艦を繰り出し、海軍の総力を挙げた「ガチバトル」になったのです。
当時、すでに航空機の性能や航続距離が飛躍的に伸びて、戦艦の主砲が届かない遠距離からたがいに軍用機を送り込む、航空戦が主流になっていました。とはいえ砲撃戦がなくなったわけではありません。およそ1年半にわたり死闘がくり広げられたソロモン諸島では、航空機だけでなく戦艦などあらゆる軍艦が投入され、砲撃戦も起こりました。
第2次世界大戦前は戦艦が海戦の雌雄を決する切り札でしたが、太平洋では役割が変化していたのです。それはアメリカが顕著でした。
戦艦は、上陸部隊を支援する艦砲射撃、艦隊の防空、砲撃戦というように、むしろ用途が広がっています。なお、日本もアメリカ軍に占領されたガダルカナル島を戦艦で砲撃しています。アメリカ軍の戦い方からわかるのは、各種の航空機や軍艦をそろえて、あらゆる戦いに対応できる総合力がものをいう、ということです。そのなかでは、時代遅れにみえた戦艦も充分大きな役割を果たせたわけです。
今では海軍の主力は、駆逐艦ですからね。
でかいのを1隻作るよりも、運用しやすい駆逐艦を10隻の方が作戦遂行にはいいのでしょう。
70年前は航空機だった長距離砲の代わりは、今ではミサイルがやってますからね。
水平線の向う側にいる敵艦目掛けてミサイルが飛んでいく時代ですから。
wwⅡの時で、既に水平線の向こうの敵と砲戦してます。