外環道「関越~東名」陥没の再発防止策まとまる 年明け自治体説明へ 監視は24h体制
事故対策の取りまとめが一段落しました。
関係区市あて説明開始へ
国土交通省 東京外かく環状道路国道事務所は2021年12月24日(金)、「東京外環トンネル施工等検討委員会 (第23回)」を開催しました。
その中で、東京外かく環状道路(外環道)の事業中の関越~東名間の工事について、2020年10月に調布市内の住宅街で発生した陥没事故を受け、大泉JCTと中央JCTにおけるランプシールドや大泉側の本線シールドでの工事での再発防止策や安全対策を取りまとめ、「地元住民に丁寧に説明することを確認した」としています。
取りまとめられた内容では、技術的な対策に加え、安全対策として、地表面ではシールド通過の前後で変位等を測定し、週に1回ホームページや現地の掲示板で公表。さらに継続的に地表面の変位を把握していくとしています。また掘進現場では、掘進時から掘進後1ヶ月程度にかけて、24時間体制で1時間ごとに徒歩巡回を行うほか、1ヶ月経過後も毎日車両巡回を行うとしています。また、変位だけでなくシールドマシンの位置や振動や騒音について、地域住民へ情報提供していくとしています。
同事務所は「今後、取りまとめられた内容をもとに、関係区市あてに説明を行う予定です」と話しています。
【了】
環状8号以外に南北の連絡道が無く、慢性的な渋滞に悩まされている現地の方々や、運送業者の方々にとってみれば、一日も早い開通が望ましいのは、言うまでもないことですが、かといって、工事現場の住民の方に、生活基盤を脅かすような陥没事故が発生しては、元も子もありません。万全な安全対策が施されることを、厳守願います。開通時期が遅れるのは残念なことですが、安全ほど大切なものはありませんから、、