圧倒的低コスト! 見えてきた米海軍の新型揚陸艦 担うは海兵隊の新作戦 陸自も…?

前世紀とは様相をガラリと変えた世界のパワーバランスに対し、アメリカ海軍および海兵隊は新たな作戦構想を考案し、それに向けた新型艦の建造を計画しています。自衛隊の島しょ防衛とも深く関わるであろうお話です。

EABOに欠かせない揚陸艦「LAW」

 そして、このEABOを実施するために欠かせないのが、部隊を島から島へと輸送する揚陸艦です。

 現在、アメリカ海軍では海兵隊を輸送するための強襲揚陸艦やドック型揚陸艦を多数運用しています。しかし、これらは大規模な強襲揚陸作戦を実施するには最適な艦艇ですが、小規模の部隊を島から島へ展開させるEABOを実施するためには、より多くの、そしてよりコンパクトな揚陸艦が必要になります。そこで、アメリカ海軍はそのための新たな揚陸艦を運用することにしました。それが冒頭に挙げた、「LAW」ことLight Amphibious Warship(軽水陸両用艦)です。

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EABOを実演する演習に参加した、アメリカ海兵隊のHIMARSこと高機動ロケット砲システム(画像:アメリカ海兵隊)。

 LAWは2021年末現在、いまだ正式なデザインは決定されていませんが、全長は60mから120m、運用に要する人員数は40名程度というコンパクトさながら、75名以上の海兵隊員と複数の車両などを輸送する能力が求められています。また、EABOは港湾施設などが整っていないような島でも実施されることが想定されるため、島に直接人員や車両を陸揚げする能力が求められます。

 そこで、LAWは水深が浅い海域でも運用できるように喫水が浅く設定されているほか、艦尾または艦首から陸地に直接ランプを下ろせるようになることが予定されています。

強襲揚陸艦の祖 旧日本陸軍の秘密兵器「神州丸」

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