みなとみらい線が開業した日 東急の桜木町駅は前日に廃止 -2004.2.1

18年前の2月1日、横浜高速鉄道みなとみらい線が開業しました。

工事着手から約12年

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横浜高速鉄道Y500系電車。特別ラッピング仕様(伊藤真悟撮影)。

 2004(平成16)年の2月1日。横浜高速鉄道みなとみらい線の横浜~元町・中華街間が開業しました。

 みなとみらい方面の新路線建設については、1985(昭和60)年の「運輸政策審議会答申第7号」に位置付けられ、事業化へと進みました。

 ちなみに、ほぼ同じルートで横浜市営地下鉄の整備構想がありました。それは関内から山下公園を経由して本牧方面へ向かうもので、現在の地下鉄ブルーラインの路線名が関内駅を境に「1号線」「3号線」に分かれているのは、その構想の存在が関係しています。

 みなとみらい線の工事は1992(平成4)年に開始。そして約11年半の歳月を経て開業に至ったのです。工事中の駅名の仮称は、横浜側から高島・みなとみらい中央・北仲・県庁前・元町とされていましたが、開業2年前の2002(平成14)年に現在の駅名が決定されました。

 この開業にあわせて、前日の1月31日には東急東横線の横浜~桜木町間は廃止。同時に、東白楽~横浜間は地下化され、反町駅は地下駅となりました。廃線跡の切通しやトンネル、高架橋は今も残され、一部は遊歩道となっています。

 横浜高速鉄道は横浜市が中心となる第三セクターで、みなとみらい線での施設保有と列車運行の主体であるほか、こどもの国線の施設保有者ともなっています。また独自の車両「Y500系」「Y000系」を保有しています。

【了】

【画像】東横線「廃線跡」の現在の状況を見る

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