球切れ? 節電? トンネル照明“消えているランプ”があるのはなぜか

トンネル内に連続して設置されている照明器具の一部が消灯していることがあります。むしろ点灯しているのが3つに1つ、といったケースも。なぜすべて点灯していないのでしょうか。

たくさんランプがあるのになぜ全部灯けない?

 一般的にトンネル内は上方に照明器具が連続して設置されていますが、よく見ると、ところどころ消灯していることがあります。一般道でも高速道路でも同様で、なかには点灯しているのが3つに1つほどだったり、消えているランプの方が多いのでは、と思えたりするケースも。

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ところどころ照明器具が消灯しているトンネルの例(乗りものニュース編集部撮影)。

 ここまで球切れのランプが多いというのは考えづらいところです。NEXCO中日本に聞いたところ、次のような回答でした。

「トンネル内の照明をところどころ消して、外の明るさと近くなるように調整しているからです」

 つまり、わざと消しているわけです。暗いところから急に明るいところに出て、まぶしく感じることなどないよう、目の順応に配慮しているのだとか。

 トンネル照明は集中的に管理されており、たとえば明暗の違いを感じやすいトンネルの出入口部か、中間部か、あるいは外の天気や時間帯によっても点灯パターンが異なるといいます。

 ちなみにトンネル照明は入口の方が明るく、内部に進むにつれ暗くなります。晴天時など屋外が明るいときほど、トンネル入口も明るくしているようです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 『外の天気や時間帯によっても点灯パターンが異なる』のなら、同じ場所を明るさの違う時に通ってみて本当にそうなのか比べてくれればいいのに。その方がメディアとして面白い