国内4メーカーの“最強バイク”って? 量産世界最大は驚愕の排気量 ビッグバイクのいま
日本の最大排気量はホンダ一強?
まず、ホンダで最大排気量を誇るのは、「ゴールドウイングGL1800」です。排気量1833ccは、日本のバイクのなかでも最大で、各国の大型バイクたちともひけを取りません。ゴールドウイングシリーズは日本最強のバイクということもあり、警察の白バイとして用いられてきました。「GL1500」は、要人警護やマラソンの先導といったイベントで見られるほか、新型の「GL1800」は皇居警察などに配備されています。
ヤマハはどうでしょうか。かつては、2代目「V-MAX」が1679ccというゴールドウィングに近い排気量を誇っていましたが、2017(平成29)年8月に生産を終了しています。2022年現在、最大排気量となっているのは、「FJR1300」の1297ccです。
FJR1300 は2001(平成13)年にヨーロッパでデビューし、“スポーツツアラー”という新たなジャンルを生み出した一台でしたが、2021年12月に販売された20周年記念モデルを最後に、ヤマハは国内向け生産を終了すると発表しています。今後、ヤマハの最大排気量ラインナップが再び変わるかもしれません。
続いてカワサキ。最大排気量の車種は「Ninja1000SX」と「Z1000」の2台で、いずれも1043ccです。1970年代から連綿と続くZ1000をベースに、新カテゴリーとして2011(平成23)年に打ち出されたのがNinja1000であり、水冷直4エンジンなど基本メカニズムは共通しています。街乗りからツーリングまで、乗る場所を問わないスポーティさと使い勝手の良さから、両車種ともモデルチェンジを繰り返して現在に至っています。
最後にスズキ。最大排気量を誇るのは「Hayabusa」の1339cc。 “20世紀最後の最速マシン”と言われた、あの「隼」の新型、第3世代のモデルです。
隼の初代が登場したのは1999(平成11)年。大幅にモデルチェンジした2代目が2008(平成20)年。そして、2021年、待望の新型「Hayabusa」が誕生しました。隼シリーズのパワーあふれる走りを継承しながら、新たな国内排出ガス規制にも対応し、ファンの期待に応えました。
【了】
なるほど
カワサキのZ1300は?