エンジン内部が超・泡! JAL・J-AIR国内初導入「エンジン泡洗浄」 異例の作業に潜入
これまで”水洗い一択”が普通だったのですが…。まさに革命です!
日本初・世界初が並ぶ…!
JAL(日本航空)グループで、伊丹空港を拠点とするJ-AIRが、エンブラエル170に搭載されるCF34型エンジンを対象に、日本の航空会社として初となる泡を用いた洗浄方法「GE 360フォームウォッシュ」を導入。この「泡洗浄」の導入はCF34型エンジン、そして同型機をはじめとする100席以下のジェット旅客機「リージョナルジェット」の業界でも世界初の試みになるとのこと。この様子を2022年2月に取材しました。
これまでジェットエンジンの洗浄は、水を使用した方式が一般的でした。今回JALグループが導入した「泡洗浄」では加熱した特殊な泡状の洗浄剤をエンジン内部に注入することで、飛行中に吸い込んだちりやほこりの粒子を化学的に除去することが可能となります。JALグループでは2021年12月から本運用をスタート。本運用前の検証を含めると、すでに8基(4機分)のエンジンが、この「泡洗浄」を受けているとのことです。
泡は「フォームウォッシュカート」と呼ばれる洗浄車を経由し、管を経由してエンジン内部へまんべんなく注入されます。使用される洗浄剤は再洗浄不要で、時間の経過とともに水溶液に変化。また、作業中はエンジンの下に専用車両をセッティング。それを用いて使用済みの洗浄剤を確実に回収するとのことです。
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