珍形状?な3発機「ボーイング727」 傑作化も納得の設備がギッシリ!? -1963.2.9初飛行
最初は製造元自ら「ベリーリスキー」といっちゃうレベルだったそうです。
一目瞭然のユニーク設計もベストセラーへ
1963(昭和38)年2月9日は、ボーイング社が開発した唯一の3発ジェット旅客機「727」が初飛行した日です。727の製造機数はシリーズ累計で1800機以上と、世界的に見てもボーイング屈指のヒット作のひとつ。日本でも、JAL(日本航空)で1965(昭和40)年にダグラスDC-8、コンベア880についで導入され、ANA(全日空)で1964(昭和39)年に初めてのジェット旅客機として採用されるなど、馴染み深い旅客機でした。
ボーイング727の外観上の特徴といえば、3発のエンジンすべてを機体後部に集中させ配置した「リアジェット」のスタイル。尾翼デザインは、水平尾翼が垂直尾翼の上につく「T型」が採用されています。
JALは727の長所を「離着陸距離が短い」こととしており、「60年代後半の国内線主力機」ともしています。ANAも「当時の日本国内ローカル空港に、ジェット化整備を促した機体と言える機体と言える」と評します。
727の設計には、先発のジェット旅客機ボーイング707では就航できないような設備が十分ではない小規模空港にも発着を可能にすべく、さまざまな工夫が凝らされていました。
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