「日本一遅い始発列車の駅」全列車通過に 山田線・平津戸駅 3月12日から

廃止まで秒読み!?

旧浅岸駅・旧大志田駅に続く列車通過扱い

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山田線で使用されるキハ110系(乗りものニュース編集部撮影)。

 JR東日本盛岡支社は2022年2月9日(水)、山田線の平津戸駅(岩手県宮古市)について、3月12日のダイヤ改正以降、全列車通過となることを発表しました。

 全列車通過について、盛岡支社は「ご利用が極めて少ない」ためとしています。

 平津戸駅は1931(昭和6)年に開業。宮古方面の始発列車は夜の19時9分で、2022年2月現在、日本でもっとも始発列車が遅い駅として知られていました。しかし2022年3月のダイヤ改正により、盛岡駅を6時32分に出発する宮古行き各駅停車が誕生。平津戸駅の「日本一遅い始発列車」も返上となる矢先でした。

 山田線では区界~上米内間にあった浅岸駅・大志田駅が2016(平成28)年に廃止されています。

 平津戸駅の停車が無くなることにより、松草~川内間の実質的な駅間距離は17.9kmとなります。

【了】

【「超ローカル線」JR山田線の沿線風景と平津戸駅】

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コメント

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2件のコメント

  1. ありがとうございます。全列車通過と言うことは快速列車ではないので、普通列車の通過駅、つまり駅としては失格ですね。期間は記載がないけど、多分「当面のあいだ」、よって実質永遠に全列車通過でしょう。廃止確定ですね。早速葬式駅の準備ですね。もちろんテレワークによるオンラインリモートですけど…。

  2. 並走している106急行といろいろ比較してもJRのやる気のなさが目立ちます。
    車両からして106急行は最新型車両リクライニング可Wifi付ICも使えるようになりました、一方山田線は型落ち座席バリ硬キハ110Suica使えません。
    朝夕であれば通勤通学で乗客がいる花輪線と違い、山田線は通勤通学時間帯ですら上米内から先は乗客数人、同じ時間帯の106急行は満席近い。
    熊も乗客にする勢いで作ったんだから、魚やワカメだって乗せるくらいのテコ入れして維持しますくらいの意気込み見せてほしい。